動く・汗を流すいろんな現場

教育テレビ・青春リアルみながら思いました。
今夜は農林水産省若手キャリアの話だったけどいままでも出演してて、口蹄疫がらみであらためてスポット浴びたわけでありません。
口蹄疫騒ぎに関し、彼とネット仲間でやりとりあるんですが、所詮は外野だ、って感じました。彼もいくらがんばっても酪農家や農林水産現場職員の現場は知らないわけだし、ネット仲間が意見出してますが、所詮は他人事だし自分の業種でも現場にまみれてる感じはしませんでした。
戦後日本の教育・学歴社会で育てば現場から離れる風潮になるのはしょうがないですけどね。
でも周りのほとんどは現場ばかりです。物流も建設も製造も加工も生産も・・物理的な生み出す力は現場ですよね。商業・金融などは、生む力・現場があってこそのものですから。


先日学生時代の友人達と飲む機会がありました。
俺は工場の現業、土木の現業もいたし、介護の現業も。会計関係もいたし、地元商工関係もいた。
職業高校でしたが、まあ文系メインです。
俺も商業営業→工場現業への転職で、机上の文系から一気に理系工業・現場・体力系に転換しました。
友人達の一人・商業営業→工業製品営業の友人の一言にかなりカチンと。
まだあの工場いんのかよ?ニヤニヤ」
含みを持ちながらおちょくる流れ・口調を感じ、そういうのを好む性格を知ってるので、あらかじめ予想できたが。誰もが家庭を持つなり・持たなくとも足場を固め立ち上がってるこの三十代。
営業リタイヤして転職したわけだけど、その先・業種職種を侮辱し見下されたのを感じ憤った。他の現業諸君も感じていた。
「ああ。いるぜ。ウデ次第のやりがいあるし。で、何か?(気持ちや態度はミエミエだし、)お前、俺みたいな現場の面倒だと思う人間はどこでもいるが、使えるのか?」

ここ数年、工業系職人の誇りを感じてきているところ。また前職の経験から、売る人間の見識を考えるときがある。
農林水産品、工業製品、サービス。産業区分あっても、どれもが現場があるから、それを対価にとりもつ生業がある。
誰が勝ち組・上であるわけではない。現場はとりもつ人が必要。とりもつ人は、現場がなければ商品存在も価値もない。
誰が上とか楽とかなんてない。
自分のできることやるべきことをただ一生懸命し、それぞれが懸命にがんばる他人を知る。
手を抜いたり逃げたりしては、他人の努力を知らない。一生懸命がんばるからこそ自分も他人も見えてくる。
動く・汗を流す・ある意味馬鹿になる。利巧なままでは見えないものもあるし、悪い意味で回りに見透かされる。
中学時代の恩師の「馬鹿になれ」ってずっと覚えてる。
学生の勉強・部活、社会人の仕事・生活。馬鹿になれて初めてスタートかなって思うし振り返る基本かな。